シャム・モーゼル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/04/05 15:01 UTC 版)
また、これらとは別に日本国内でもモーゼル式小銃を輸出用に生産していた。 小倉工廠でGew98のコピーである46式小銃を生産し、1903年から1908年までシャム王国(現在のタイ王国)に輸出していた。 46式小銃は8 mm×50R弾の45式弾薬(円頭弾、弾丸重量15.4 g、初速624.8 m/s)を使用していたが、1923年には8 mm×52R弾の66式弾薬(尖頭弾、弾丸重量11.7 g、初速685.8 m/s)を使用する三八式歩兵銃を新たに66式小銃として採用する。よって46式小銃と66式小銃に構造及び弾薬の互換性は無い。 46式小銃のGew98と異なる点としては、三十五年式海軍銃と同様の手動式遊底覆(ボルトカバー)が付属している事である。これらの銃はシャム・モーゼルまたはサイミーズ・モーゼル(Siamese Mauser)とも呼ばれる。
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