シネシティ文化の閉館
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「シネシティ文化」の記事における「シネシティ文化の閉館」の解説
2004年(平成16年)3月13日に九州新幹線の鹿児島中央駅=新八代駅間が開業すると、半年後の9月17日には鹿児島中央駅に直結する商業ビルとしてアミュプラザ鹿児島が開業した。有楽興行は同日、アミュプラザ鹿児島6階に10スクリーンを持つ鹿児島ミッテ10を開館させている。鹿児島ミッテ10の開業によってシネシティ文化の観客数は著しく減少したため、「さようなら興行」として2006年(平成18年)6月4日には『ニュー・シネマ・パラダイス』を上映し、6月5日から休館となった。 その後は経営再開を模索していたが、2006年10月7日には経営再開を断念して閉館することを発表。文化劇場時代から通算して49年の歴史に幕を閉じた。なお、同年10月15日には鹿児島市郊外のフレスポジャングルパークに市内2番目のシネマコンプレックスであるTOHOシネマズ与次郎が開館しており、その前日の10月14日には天文館にあった鹿児島東宝が閉館。これによって「映画館の街」天文館から映画館が消え、2012年(平成24年)5月3日に天文館シネマパラダイスが開館するまで約6年間は天文館に映画館はなかった。 天文館から映画館がなくなったことに危機感を持った市民有志によって、2007年(平成19年)6月には任意団体の鹿児島コミュニティシネマが発足しており、2010年(平成22年)4月28日のガーデンズシネマ開館につながっている。2009年(平成21年)時点の鹿児島県の映画館数は24館であり、九州・沖縄8県のうち7位だった。シネシティ文化の跡地はタイトーステーション天文館やイエスランド天文館千日店となり、2019年時点ではカラオケ館天文館店とサンゲームス天文館店が入居している。
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