システムの設計
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/03/17 16:46 UTC 版)
「Valve Anti-Cheat」の記事における「システムの設計」の解説
システムの設計については、チートプログラムの開発者やソーシャル・エンジニアリングに役立ってしまう可能性があるため、ほとんどが公開されていない。 基本的な設計として、システムはクライアントに対してチャレンジを送信し、適切な応答が確認されなかった場合、不正行為の可能性があるとしてフラグが立てられる。ヒューリスティクスを使用し、コンピュータのメモリやプロセスをスキャンした際にチートプログラムの有無を検出する。異常が検出されるたびにインシデントレポートが作成され、禁止されたアプリケーションソフトウェアを集約したデータベースとの比較やValveのエンジニアによって分析が行われる。エンジニアはコードを独自の環境にコピーした上で検査し、新しいチートプログラムとして確認された場合、情報をデータベースに追加する。 SteamのリードエンジニアであるJohn Cookによると、アンチチートソフトウェア自体が悪用されるのを防ぐために、「ソフトウェアは絶えず更新され、必要に応じてデータをサーバへ小分けにして送信しているため、ハッカーたちは特定の時間に実行されるごく一部の情報しか見ることができない。よって、彼らはその一部を回避できるかもしれないが、全てをハッキングすることはできない。」としている。
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