サイレンスカー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/29 11:39 UTC 版)
「ひかりレールスター」の記事における「サイレンスカー」の解説
1999年(平成11年)10月2日から「ひかり」359号・365号・354号・362号で、静かな車内環境の創出を目的とした「サイレンスカー」の試行が行われ、この結果好評だったため、「ひかりレールスター」では4号車に本格設定された。始発駅発車前と終着駅到着直前、および災害や事故発生など異常時を除いて車内放送が流れないほか(通常の乗車列車名、次駅名は、車内案内表示器で確認可能)、車内販売の声かけも行われない。また車内検札に関してもサイレンスカーにおいては座席後ろに設置の「チケットホルダー」にあらかじめ乗客が特急券を差し込んでおくことで車掌の声かけを省略させるというものであった。そして乗客にも車内静粛への協力をよびかける文がテーブル裏などに記載された。エクスプレス予約やe5489plusなどで通常の指定席とは別枠で発売されていたが、この車両が自由席である場合や、最繁忙期には設定されなかった。 その後「チケットホルダー」はJR西日本の山陽新幹線専用車両や在来線特急車両(これらは座席枕カバーの後部に縫いつけ)に採用されたものの、先に「セントラルライナー」で採用していたJR東海や東海道新幹線に乗り入れるJR西日本の新幹線車両では「乗車券類の紛失につながる」として採用にはいたらなかった。「のぞみ」には採用されず、九州新幹線直通「みずほ」「さくら」にも受け継がれることもなく2011年3月11日をもって廃止された。
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