サイモン・ウィーゼンタール・センターへの報告
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/10 08:28 UTC 版)
「中山泰秀」の記事における「サイモン・ウィーゼンタール・センターへの報告」の解説
2021年7月14日、五輪組織委員会は、東京オリンピック・パラリンピックの開会式と閉会式の役職一覧を発表。事実上トップの「ショーディレクター」は元ラーメンズのメンバーの小林賢太郎であることが明かされた。 ところが7月21日夜、芸能情報サイトが小林の「ラーメンズ」時代のコントについて触れ、別の芸能雑誌が午後22時台にコントの動画をTwitterにはりつけて紹介。「あの『ユダヤ人大量惨殺ごっこ』やろうって言った時のな」という小林の言葉はSNSで拡散され、中山のTwitterのフォロワーがコントの件を中山に報告。22日午前2時、中山は自身のTwitterに「早速サイモンウィーゼンタールセンターと連絡を取り合い、お話をしました」と投稿。ホロコーストの記録保存や反ユダヤ主義の監視を行うサイモン・ウィーゼンタール・センター(SWC)に、自ら連絡した旨を述べた。さらに、同団体の代表者からのコメントとして、「この人物が東京五輪に関わることは、600万人の無実のユダヤ人の記憶を侮辱している」などとする英文を紹介した。同団体は日本時間22日未明、抗議の声明を発表するに至った。 開会式前日にあたる22日の午前、組織委員会は小林を解任するとともに謝罪のコメントを出した。なお、中山は「SWCに連絡した時にはコントの動画について既に把握しており、抗議声明の準備をしていた」として、自身の連絡により、小林が解任される直接の動機になったことを否定している。組織委員会会長の橋本聖子も「(中山とは別の)関係者からの指摘で早朝に確認した」とし、SWCからの抗議声明による影響ではないとコメントしている。
※この「サイモン・ウィーゼンタール・センターへの報告」の解説は、「中山泰秀」の解説の一部です。
「サイモン・ウィーゼンタール・センターへの報告」を含む「中山泰秀」の記事については、「中山泰秀」の概要を参照ください。
- サイモン・ウィーゼンタール・センターへの報告のページへのリンク