ゴールドスター・スタジオとは? わかりやすく解説

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ゴールド・スター・スタジオ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/03/30 14:39 UTC 版)

ゴールド・スター・スタジオ
業種 録音スタジオ
設立 1950年 (1950)
創業者
  • デヴィッド・S・ゴールド
  • スタン・ロス
解散 1984年 (1984)
本社 アメリカ合衆国 カリフォルニア州ロサンゼルス
サンタモニカ・ブールバード6252
ウェブサイト goldstarrecordingstudios.com

ゴールド・スター・スタジオGold Star Studio)は、ハリウッドにあるレコーディング・スタジオ

デヴィッド・S・ゴールドとスタン・ロスによって設立され、1950年にハリウッドのサンタモニカ・ブールバード6252にオープンした。

概要

大編成のバンドを狭いスタジオで一発録音することで作られた重厚な音は、当時としては非常に斬新なもので「ウォール・オブ・サウンド」と呼ばれた。

パリス・シスターズザ・ロネッツジョン・レノンなどのミュージシャンの録音をプロデュースしたフィル・スペクターが頻繁に使用した。

設備に反響効果の高いエコー・チェンバーをもち、現在で言うリバーブ効果にこだわったサウンドは、多重録音と間違われているが、ピアノ、ベース、ギターなどの演奏者をそれぞれ複数集め、ユニゾンで弾かせることで音量、音圧、音の幅や奥行きを得、重相感を出していた。その層になった伴奏楽器群の音の壁からボーカルが浮き出て飛び出す感じが、ウォール・オブ・サウンドのいわれである。後にブライアン・ウィルソンザ・ビーチ・ボーイズの録音をここで行っている。

ゴールド・スター・スタジオで録音制作された有名なヒット曲

ザ・ロネッツの「ビー・マイ・ベイビー」、ザ・ビーチ・ボーイズの「グッド・ヴァイブレーション」、ラモーンズの「思い出のロックンロール・ラジオ」、アイク&ティナ・ターナーの「リヴァー・ディープ・マウンテン・ハイ」ほか、多数のグラミー賞受賞ヒット曲を送り出している。

録音で使用した音楽家

リッチー・ヴァレンスエディ・コクランヒュー・マセケラチップマンクス、チャンプス、カスケーズ、ボビー・トゥループ、フィル・スペクター、レイ・バスケス、ダーレン・ラヴ、ドナ・ローレン、デラニー・ブラムレット、ライザ・ミネリブライアン・ウィルソンソニー&シェールドビー・グレイ、ビリー・ストレンジ、ローズ・ガーデン、マール・ハガード、モダン・フォーク・カルテット、バッファロー・スプリングフィールドザ・シーズ、デュアン・エディ、ジミ・ヘンドリックスニール・ヤングザ・ロネッツディック・デイルザ・ソニックスライチャス・ブラザーズアイク&ティナ・ターナージャッキー・デシャノンウィリアム・シャトナーアイアン・バタフライ、ブラック・オーク・アーカンソー、ジョー・コッカーレオン・ラッセルフェアポート・コンヴェンションハーブ・アルパート & ティファナ・ブラスジャン&ディーンドクター・ジョン、ディック・アンド・ディー・ディー、ジョーン・ジェットシェリー・カーリーミートローフグラム・パーソンズ、マーメイズ、ザ・ロッキン・ラムロッズ、キム・フォーリーサンレイズ、バハ・マリンバ・バンド、タートルズボビー・ダーリン、ザ・ケーキ、ザ・フーモンキーズトミー・ボイスザ・バンドゴーゴーズラモーンズフレイミン・グルーヴィーズブロンディダン・ハートマンゲイリー・ニューマンレッグス・ダイアモンドレッド・ツェッペリン、ハーブ・ジェフリーズ、アソシエイションアート・ガーファンクル、ニール・ノーマン、レナード・コーエンボブ・ディランモーリス・ギブなど。

参考出典

TRIBUTES TO GOLD STAR STUDIOS MUSIC NEWS BY HARVEY KUBERNIK https://www.musicconnection.com/tributes-gold-star-studios/

外部リンク


ゴールドスター・スタジオ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/04/20 14:25 UTC 版)

エディ・コクラン」の記事における「ゴールドスター・スタジオ」の解説

1950年、スタン・ロスとデイブ・ゴールドが設立二人の名前を合わせゴールドスター・スタジオ(Goldstar Studio)と名付けられた。初期においては小規模なスタジオミュージシャン達からデモ作成スタジオとして人気博し「キング・オブ・デモ」を名乗る50年代中頃にはエコーチャンバー(音響装置)を設置した大規模なスタジオ「A」を増設エディ1956年アメリカン・ミュージクへのデモ制作のために使用して以来このスタジオ拠点とし「サマータイム・ブルース」を代表とするヒット曲のほとんどをこのスタジオで録音したエディナッシュビル・サウンドに近いタイトな音響特性持った小さなスタジオ「B」を好んで使用エコー装置の無いBスタジオではテープエコーを使った

※この「ゴールドスター・スタジオ」の解説は、「エディ・コクラン」の解説の一部です。
「ゴールドスター・スタジオ」を含む「エディ・コクラン」の記事については、「エディ・コクラン」の概要を参照ください。

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