コレクション性
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/31 07:41 UTC 版)
オーディオ機器は、目的とする再生音だけでなく、機能的あるいは豪華な意匠や素材などの要素にも利用者に魅力に映る部分があり、その様なデザイン性も重要なポイントである。基本的に、機器が高額になればなるほど素材的にも見た目にも高級感が増す傾向にある。例えば、プレーヤー類やアンプ類ではイルミネーションランプあるいは真空管の放つ光、スピーカーでは家具調の木目やホーンの形状・素材感などがリスニング空間を演出することになる。 これはオーディオ機器が視覚上も大きな価値を示している訳で、コレクターと同質の要素を含んでいると考えられる。生産を終了した旧モデルであっても、音質・デザイン性に優れるとされたものは「往年の名機」として人気・需要があり、中古市場も活況を呈する他、これら「往年の名機」にまつわる復刻モデルやリスペクト要素を含む製品が企画・製造されることもこの業界では多々ある。 なお、日本では、バブル景気の頃に絶頂期を迎えた音響機器の往年の名機が電気用品安全法(PSE法とも)の改正に伴い2006年4月より販売できなくなる(電子楽器類も含む)(検査を合格すれば販売は可能)という事態になり騒動と混乱が起こり、経済産業省が周知が不十分であった事を認めた上で迂回策を提示した(→PSE問題)。
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