コスカシバ
コスカシバ
和名:コスカシバ |
学名:Synanthedon hector Butler |
チョウ目,スカシバガ科 |
分布:日本全土に分布 |
写真(上):コスカシバ成虫 |
説明 サクラ・ウメ・モモなどサクラ属の樹木の樹幹に穿孔する。成虫は開張20〜30mm。体は青味をおびた光沢のある黒色で,透明な翅を持ち,一見ハチに似ている。幼虫は老熟すると体長20〜25mmで,頭部は褐色,胸・腹部は赤味のある淡黄白色である。成虫は5月から10月まで長期にわたって羽化する。年2化あるいは部分的な年2化や2年1化の可能性も考えられている。成虫は樹幹の裂け目,皮目,傷部等に1粒づつ産卵する。孵化した幼虫は樹皮下に食入する。食入した樹皮内で糞や木屑を綴った薄い繭を作って越冬する。食害場所は内樹皮と形成層部分である。食入孔から糞とともに樹脂がでる。食害部分の繭の中で蛹化する。近似種にカシコスカシバ(S.quercus Matsumura)がいる。 |
小透翅
コスカシバ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/08 15:14 UTC 版)
幼虫が木の内部を食い荒らし、樹勢が低下する。多発すると木が枯れることもある。食害部からは木くずや虫糞を出す。産地ではフェロモン剤による対策が行われている。
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