パ・ド・ドゥ
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パ・ド・ドゥ[1](仏:Pas de deux、「2人のステップ」の意) とは、バレエ作品において男女2人の踊り手によって展開される踊りをいう。多くはバレエの中の最大の見せ場となっている。同性2人による踊りは「デュエット」といい、パ・ド・ドゥとは区別される。概して東洋の舞踊は女性が一人で踊るものが多いのに対し、男女が一緒に踊るパ・ド・ドゥは西洋に特有のもので、西洋における「愛」を象徴するものだとの見方がある[2]。
- ^ 「パ・ドゥ・ドゥ」と表記することもある。
- ^ Jules Lemaître(出典調査中)。
- 1 パ・ド・ドゥとは
- 2 パ・ド・ドゥの概要
グラン・パ・ド・ドゥ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/05 09:03 UTC 版)
「パ・ド・ドゥ」の記事における「グラン・パ・ド・ドゥ」の解説
プティパが定式化した4曲構成のパ・ド・ドゥを特にグラン・パ・ド・ドゥ(Grand Pas de Deux)と呼ぶ。以下の順で進行することが決められている。 2人が入場する アントレ(Entrée) 男女2人で踊る アダージュ(Adage)ゆっくりした曲に合わせてバレリーナが男性に支えられ美しい線とバランスを見せる優雅な踊り。「緩序」ともいう。 男性が1人で踊る ヴァリエーション(Variation)素早く高い跳躍など男性的な動きが特徴。 女性が1人で踊る ヴァリエーション(Variation)柔らかく女性らしい動きを見せる。 男女2人で踊る コーダ(Coda)アダージュとは一転してテンポの早い激しい音楽に乗り、2人が高度なテクニックを披露する。 1〜5それぞれに別個の音楽がつく。アントレは音楽がある場合(『眠れる森の美女』第3幕)と、無い場合が(『くるみ割り人形』第2幕)ある。無い場合は前の曲が終わった合間に登場する。 以上はあくまでも原則で、作品によっては他のソリストが登場するなど例外もある(『パキータ』)。グラン・パ・ド・ドゥはバレエの本領である華やかさ・優雅さを劇的に体現するもので、20世紀以降に作られたバレエ作品でもこの構成を部分的にせよ踏襲しているものが少なくない。
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