クローズドサイクル
作動流体がエンジンシステムの内部を循環し、熱エネルギーを仕事に変換するサイクル。これに対してオープンサイクルがある。例としては、復水器付きの蒸気エンジンで水が水蒸気となり、ピストンやタービンを駆動し、温度が下がったところで、再び水にもどる。そして、これに熱を加えて水蒸気を発生させ、エンジンを駆動する。それに対し、オープンサイクルはガソリンエンジンのように吸入した空気が相変化を伴わずに、排気として外部に放出する。
反対語 オープンサイクル参照 オットーサイクル、開放サイクル、ブレイトンサイクル
クローズドサイクル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/16 03:48 UTC 版)
温泉水を汲み上げるのではなく、地上から配管に水を注入し、地熱で高温となった配管内の水を地上に汲み上げ循環させるシステムである。地熱がある場所なら熱水溜まりがなくとも地熱発電所を建設することが出来る。また、温泉水を使わないめ、温泉の枯渇の心配がないとされる。京都大学工学研究科准教授 横峯健彦らの研究グループは、ジャパン・ニュー・エナジーと共同で開発した世界初の技術「JNEC(ジェイネック)方式新地熱発電システム」と呼ばれるクローズドサイクルシステムによる発電実証に成功し、2025年を目処に、3万kWの発電量の発電所を建設する予定だとされる。
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