クロハ69形の格下げ改造
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/19 01:35 UTC 版)
「国鉄51系電車」の記事における「クロハ69形の格下げ改造」の解説
二等復元後、京阪神緩行線の花形として活躍していたクロハ69形であるが、1961年に快速へのサロ85形の連結が開始された後は、その存在価値は低下していった。1962年10月には京阪神緩行線のクロハ連結が混雑緩和を理由に廃止されたため、翌年にかけて一等室、二等室(1960年から二等級制に変更)の仕切りを撤去のうえロングシート化、クハ55形(クハ55151 - 55171(奇数のみ))に格下げ改造を実施した。施工は55104(55151)は吹田工場、残りは幡生工場である。番号の新旧対照は次のとおりである。 クハ55151 ← クハ55104[III] ← クロハ69010[II] ← クハ55104[II] ← クロハ69006 クハ55153 ← クロハ69001 クハ55155 ← クロハ69002 クハ55157 ← クロハ69003[II] ← クハ55097 ← クロハ69003 クハ55159 ← クロハ69008[II] ← クハ55102[II] ← クロハ69004 クハ55161 ← クロハ69009[II] ← クハ68113 ← クハ55103[II] ← クロハ69005 クハ55163 ← クロハ69011[II] ← クハ55105[II] ← クロハ69007 クハ55165 ← クロハ69004[II] ← クハ55098 ← クロハ69008 クハ55167 ← クロハ69005[II] ← クハ55099 ← クロハ69009 クハ55169 ← クロハ69006[II] ← クハ68107 ← クハ55100[II] ← クロハ69010 クハ55171 ← クロハ69007[II] ← クハ68109 ← クハ55101[II] ← クロハ69011 クロハ69010のみが戦時中のクハ55時代の旧番を経ているのは、この車のみが1961年に事故復旧工事の際に格下げ改造を先行して施工されたためである。また、クロハ69004 - 69007の改番があとになったため、結果としてクハ55151を除くとクロハ69形新製時の番号順となっている。
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