クルシフィックス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2013/11/28 02:50 UTC 版)
クルシフィックス | |
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品種 | サラブレッド |
性別 | 牝 |
毛色 | 鹿毛 |
生誕 | 1837年 |
死没 | 1857年 |
父 | プライム |
母 | オクタヴィアナ |
生国 | ![]() |
生産 | 6th Earl of Chesterfield |
馬主 | Lord George Bentinck |
調教師 | John Barham Day |
競走成績 | |
生涯成績 | 12戦12勝 |
クルシフィックス (Crucifix、1837年 - 1857年)は、イギリスの競走馬・繁殖牝馬。12戦不敗の成績を残し、1840年にはクラシック競走を3勝、変則ながら史上初の三冠を達成した(ただし、通常イギリスでこの馬を三冠馬とすることはない)。馬名は「十字架」あるいは「十字架像」の意。
生涯
2歳時から快速ぶりを発揮し、現在も残るジュライステークス等の競走を制している。クラシック戦線は2000ギニー、1000ギニーを史上初めて連覇すると、距離が伸びたオークスも快勝した。この後はそのまま引退。当時としてもかなり早い引退である。なおウェストオーストラリアンが史上初のクラシック三冠を達成したのが1853年であり、クルシフィックスの13年後のことであった。
引退後は繁殖牝馬となった。繁殖成績は同世代のポカホンタスにこそ及ばないものの、タッチストンとの間に残したサープライスはダービーステークスとセントレジャーステークスを制し、母子2代合わせてのクラシック全制覇を達成している。他にカウル(父ベイミドルトン)等。牝駒ロザリーは牝系子孫を伸ばし、ファミリーナンバー2号族i分枝(クルシフィックス系)の祖となった。
クルシフィックス自身は1857年に死亡。馬屋の近くに埋められた。側にはカウルの父ベイミドルトンも一緒に埋葬されている。
主な勝ち鞍
- 2歳 - チェスターフィールドステークス、モルクムステークス、ジュライステークス、クリテリオンステークス
- 3歳 - オークス、2000ギニー、1000ギニー
血統表
クルシフィックスの血統(オーヴィル系 / Whiskey 5x3=15.63%、Highflyer5×5.5=9.38%、King Fergus5×5=6.25%、Herod5×5、Eclipse5×5) | |||
父
Priam 1827 鹿毛 |
Emilius 1820 鹿毛 |
Orville | Beningbrough |
Evelina | |||
Emily | Stamford | ||
Whiskey Mare | |||
Cressida 1807 鹿毛 |
Whiskey | Saltram | |
Calash | |||
Young Giantess | Diomed | ||
Giantess | |||
母
Octaviana 1815 鹿毛 |
Octavian 1807 栗毛 |
Stripling | Phoenomenon |
Laura | |||
Oberon Mare | Oberon | ||
Ranthos Mare | |||
Shuttle Mare 1807 鹿毛 |
Shuttle | Young Marske | |
Vauxhall Snap Mare | |||
Zara | Delpini | ||
Flora F-No.2-c |
外部リンク
- 競走馬成績と情報 JBISサーチ
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