クハ68形、クロハ69形をクハ55形にロングシート化のうえ編入
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/19 01:35 UTC 版)
「国鉄51系電車」の記事における「クハ68形、クロハ69形をクハ55形にロングシート化のうえ編入」の解説
1943年から1945年にかけ、吹田工機部においてクハ68形(68001 - 68020の20両、およびクロハ59形の3扉改造車68021 - 68035, 68037の16両)、クロハ69形(69003 - 69011の9両)をロングシート化(座席撤去)してクハ55形に編入した。クハ68形については座席のロングシート化(撤去)のみを実施したが、クロハ69形については三等格下げに伴い二等室との仕切りを撤去するなどの改造を併施した。改番の経過については以下のとおり。なお、クロハ69001, 69002は東京鉄道局に転属して皇族用の予備車(実際に中央・総武緩行線で皇族の戦車学校通学に使用)とされたことから、クロハのまま存置された。 クロハ69形改造車55097 ← 69003 55098 ← 69008 55099 ← 69009 55100 ← 69010 55101 ← 69011 55102 ← 69004 55103 ← 69005 55104 ← 69006 55105 ← 69007 クハ68形(原型)改造車55115 ← 68001 55116 ← 68002 55117 ← 68003 55118 ← 68004 55119 ← 68005 55120 ← 68006 55121 ← 68007 55122 ← 68008 55123 ← 68009 55124 ← 68010 55125 ← 68011 55126 ← 68012 55127 ← 68013 55128 ← 68014 55129 ← 68015 55130 ← 68016 55131 ← 68017 55132 ← 68018 55133 ← 68019 55134 ← 68020 クハ68形(旧クロハ59形)改造車55135 ← 68021 55136 ← 68022 55137 ← 68023 55138 ← 68024 55139 ← 68025 55140 ← 68026 55141 ← 68027 55142 ← 68028 55143 ← 68029 55144 ← 68030 55145 ← 68031 55146 ← 68032 55147 ← 68033 55148 ← 68034 55149 ← 68035 55150 ← 68037 改番はクロハ69形からクハ68形原型車、旧クロハ59形の3扉改造車の順番でクハ55形の追番で付番されているが、55106 - 55114が欠番となっているのは、その間にクロハ59形からクハ55形に直接改造された車両に当該番号を付番しているためである。また、クロハ69形の番号が入れ替わったのは、形態の同じもの同士で続き番号とし、1937年後期タイプの張り上げ屋根車を一括して後ろに回したためである。 これらの改造の結果、3扉ロングシート・片運転台の電動車のうち、モハ41形が歯車比1:2.52の車両、モハ51形が歯車比1:2.26の車両として整理された。また、制御車もクロハのまま残った69001, 69002以外はすべてクハ55形に編入されている。
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