クイックマッスル全国選手権
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「山田勝己」の記事における「クイックマッスル全国選手権」の解説
1996年、『クイックマッスル全国選手権』本選出場を目指し、大阪府の予選会に参加。激戦区と呼ばれた大阪大会を212回という記録を残して1位通過し、本選出場権を獲得した。『クイックマッスル チャンピオンシップ』の王座挑戦権も獲得し、当時無敗のチャンピオンであった朝野公平と対決。朝野275回、山田249回で王座奪取はならなかった。 1996年9月7日、『クイックマッスル全国選手権』本選に大阪府代表として出場。会場には身重であった妻と長男、当時の職場の同僚などが応援に来ていた。本選では1回戦を250回、2回戦も同じく250回の記録を残して準決勝進出。いずれも対戦相手の回数を見てペース配分を行い、余力を残しての勝利であった。 準決勝の相手は無敗であった朝野公平を破り、最高記録307回を記録した秋山和彦。当時はセンサーが用意されておらず、秋山が低い姿勢の腕立てをしたとして2度の警告(1度につき10秒間のペナルティー)を受ける。終盤まで快調なペースで秋山を引き離すが、残り15秒から秋山が猛烈な追い上げを見せ、結果は両者298回。審議となり、秋山が2度の警告を受けていたため、山田が決勝へ駒を進めた。山田は後のインタビューで「(まさかここまで来るとは)思っていませんでした。298回なんか練習でもしたことはありません」と語っている。 決勝は岩手代表の伊藤忠夫との勝負となるが、準決勝での激闘により充分な体力は残っておらず、結果は伊藤300回、山田243回で準優勝に終わる。山田はこの後悔し涙を流している。準決勝で記録した298回は秋山(307回)、伊藤(300回)に次いで大会第3位の記録である。 2006年、お台場マッスルパークにて秋山和彦と10年ぶりの腕立て勝負が行われた。10年のブランクを感じさせない両者は、秋山253回、山田222回で幕を閉じた。この勝負は『サスケマニア』にて放送された。
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