キリキ語
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/11 21:39 UTC 版)
「バーフバリ 伝説誕生」の記事における「キリキ語」の解説
マダン・カールキ(英語版)は映画に登場する部族カーラケーヤ(英語版)の話す架空言語キリキ語(または、キリキリ語)の作成も担当している。キリキ語は750単語と40文法で構成されており、カールキは専用の辞書を作り撮影現場に持ち込んで言語指導し、辞書にない単語が必要になった際には、その場で新しい単語を作った。ただし、「血に飢えた蛮族には謝るという概念がない」という理由で、謝罪を表す単語は作成していない。また、文法には二種類の吸着音が存在し、不満の意思表示と所有権を主張する際には吸着音を発する。 キリキ語の基盤となっているのはカールキが博士号取得のために留学していたオーストラリアで、ベビーシッターのアルバイト中に子供たちにタミル語を教える目的で作った架空言語「クリック」であり、「Me=Min」「You=Nim」などの100単語から構成されている。「クリック」の由来は「マウスボタンをクリックするように簡単な言語」だと語っている。彼は帰国後は「クリック」のことを忘れていたが、製作に参加した際にラージャマウリが「カーラケーヤが恐ろしい部族だと伝わるようなパワフルな言語が必要だ」と語っていたのを聞き、「新しい言語を作れないか」と提案した。その後、カールキは「クリック」のことを思い出し、それを基に荒々しい言語に改変していったという。架空の言語を使用したのは、「既存の言語を蛮族の言語として使用すると、その言語と話者に悪い印象を与えてしまう」という理由も背景にある。
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