キャンプ・ファイア陰謀論
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/12 08:06 UTC 版)
「マージョリー・テイラー・グリーン」の記事における「キャンプ・ファイア陰謀論」の解説
2021年1月、様々なメディアによって2018年11月にグリーンのFacebookアカウントがカリフォルニア州のキャンプ・ファイア(英語版)についての陰謀論をシェアしていたことを報じた。これはカリフォルニア州知事のジェリー・ブラウン、PG&E、ロスチャイルド&Co、ソーラーエン(英語版)が関与した「宇宙太陽光発電機」が原因で大火災が起こったという陰謀論である。ロスチャイルド家は「ユダヤ人銀行家の国際的な陰謀団」として遅くとも19世紀から数多くの反ユダヤ主義者の陰謀論の標的となっていた。アメリカ・ユダヤ人小機関代表者協議会(英語版)や名誉毀損防止同盟といったユダヤ系団体はグリーンが反ユダヤ主義を帯びた陰謀論を支持していることを批判し、コメンテイターなどからは彼女は嘲笑の的となった。フレッド・ガッテンバーグはグリーンを批判し、「彼女は私の娘がパークランド(の銃乱射事件)で死んだことを否定している。(中略)それでも、私の名前がガッテンバーグで、ユダヤ人だから、彼女は私が森でレーザを発射して火事を起こしたと考えている」と述べた。 太陽エネルギー会社のソーラーエンは、宇宙太陽光発電は電磁スペクトルの可視光部分を使って電力を発しなかったために陰謀論者が言う「青い光線」は観測できないこと、システムはレーザーを使っていないために「レーザービーム」は無いこと、ソーラーエンとPG&Eの契約は2015年に終わっていること、ソーラーエンは2021年までに太陽光発電衛星を宇宙に打ち上げことがないことなど、この陰謀論に関する根本的な問題を指摘した。
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