キハ430形
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/25 16:28 UTC 版)
431, 432の2両。共に1957年東急車輛製造製の元加越能鉄道加越線キハ120形(125, 126)。東武鉄道熊谷線キハ2000形(1954年東急製)とほぼ同型車で、湘南形前面の16m級2扉の小型気動車。ただし、車内は東武熊谷線の車両とは異なり、オールロングシートで側窓回りにも違いがある。キハ714形に比べ、幕板が広い。小型車体のため冷房装置を搭載する余裕がなく、夏期は運用を外れる。1972年の加越線廃止に伴い翌年転入。その際、前照灯のシールドビーム化が行なわれ、鹿島鉄道分離後には前面にあったタイフォン穴が埋められる程度のほぼ原型に近い姿を保っていた。一時期にはクリーム地にアイボリーとパープルの2色ラインの塗装をまとっていたが、汚れが目立った事や作業効率向上のため1997年の検査の際に旧塗装に戻された。2002年に車体更新が行なわれ、前面窓の縮小や側面雨樋の位置変更がなされた。キハ432は前面の塗装をV字の曲線状にする通称「金太郎塗り」に変更し、2003年にはキハ431がクリーム地に緑の金太郎塗りに塗装が変更された。 キハ431形 - 緑色の金太郎塗り キハ432形 - 橙色の金太郎塗り キハ430形431(1985年) キハ430形431 石岡駅構内(2002年) キハ430形431 玉造町駅構内(2007年) キハ430形432 玉造町駅付近
※この「キハ430形」の解説は、「鹿島鉄道」の解説の一部です。
「キハ430形」を含む「鹿島鉄道」の記事については、「鹿島鉄道」の概要を参照ください。
- キハ430形のページへのリンク