キゴシクロハワイミツスイとは? わかりやすく解説

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キゴシクロハワイミツスイ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/03/07 02:25 UTC 版)

キゴシクロハワイミツスイ
ジョン・ジェラード・キューレマンス英語版によるイラスト
保全状況評価[1]
EXTINCT
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
分類
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 鳥綱 Aves
: スズメ目 Passeriformes
: アトリ科 Fringillidae
: Drepanidini
: Drepanis
: キゴシクロハワイミツスイ
D. pacifica
学名
Drepanis pacifica
(Gmelin, 1788)
英名
Hawaii mamo

キゴシクロハワイミツスイ (Drepanis pacifica)は、アトリ科に属する絶滅した鳥類の一種である。ハワイ島固有種ハワイミツスイ類に属し、花の蜜を吸って暮らしていた。

説明

全長は10-12センチメートルで、体の大部分は黒色だった。尾羽や下腹部が黄色。目は黒く、幼体は茶色だったという。クチバシは長く曲がっていて、ミゾカクシ属花の蜜しか吸えなかった。

キゴシクロハワイミツスイは、ハワイでは必要不可欠な存在だった。鮮やかな黄色の羽は、ケープに使われるため、毎年数千羽単位で捕獲された。カメハメハ1世のケープはキゴシクロハワイミツスイを8万羽も捕えてケープを作ったという。

絶滅

ヨーロッパからの入植者たちが、絶滅に追いやった。原因の1つに、この種の最大の欠点は、エサにしている花の蜜は単にミゾカクシ属の花しか吸わないため、その花が農地を作るために森林を開発されたら、生きていけなくなった。

が地上に生えている草地を踏みつけて、植物を食いつくした。そして、人間が持ち込んだネコに捕食されたことと、が、鳥にうつるマラリアと、鳥ポックスなどの伝染病も、この種の絶滅をさらに早めた。1898年に最後の個体が記録された。

出典

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