キサイロナスとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > キサイロナスの意味・解説 

キサイロナス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/04 17:51 UTC 版)

キサイロナス
エリトレスから見たキサイロナス
標高 1,409 m
所在地 ギリシャ
位置 北緯38度11分03秒 東経23度14分57秒 / 北緯38.18417度 東経23.24917度 / 38.18417; 23.24917座標: 北緯38度11分03秒 東経23度14分57秒 / 北緯38.18417度 東経23.24917度 / 38.18417; 23.24917
プロジェクト 山
テンプレートを表示
キサイロナス山麓の位置

キサイロナス: Κιθαιρώνας, Kitheronas, 古希: Κιθαίρων, Kithairōn, キタイローンキタイロン)は、ギリシャ中央にある全長16kmの山脈。北のボイオーティア、南のアッティカ北部との境である。石灰岩ででき、最高標高は1,409m。その最北端はPastra山である。

ギリシア神話の中で、キタイローン山麓はディオニューソスを祀る山であるばかりでなく、さまざまな事件の舞台となっている。この山にオイディプースは捨てられ、斜面ではアクタイオーンペンテウスがともにバラバラにされて殺された(『オイディプース王』、『バッコスの信女』も参照)。

有史時代になると、紀元前479年プラタイアの戦いの舞台で、戦いの本番の前に多くの小競り合いが行われた。その後は、アテナイテーバイの国境争いが起こり、プラタイアとエリュトライ(現・エリトレスErythres)に要塞が建てられた。プラタイアの人々はキタイローン山麓を最初の王として擬人化した。「プラタイア人は彼以前にアーソーポスとキタイローン以外の王を知らない。後者は後に山の名に、前者は河の名で伝えられている」[1]

脚注

  1. ^ パウサニアス、9巻1・2。

参考文献

外部リンク




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「キサイロナス」の関連用語

キサイロナスのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



キサイロナスのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのキサイロナス (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS