ガーバーフォーマットの代替フォーマット
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/07 23:18 UTC 版)
「ガーバーフォーマット」の記事における「ガーバーフォーマットの代替フォーマット」の解説
銅パターンなどの描画情報とドリルなどの加工情報しか持たないガーバーフォーマットに代わり、ネットリストや部品情報なども組み込んだファイル形式がCADソフトウエア企業などから提案されている。しかし、提案されるフォーマット間でデータの互換性が無く、設計工程から製造工程への情報の伝達ではガーバーフォーマットで必要十分なこともあって、ガーバーフォーマットを置き換えるには至っていない。2017年現在、ODB++フォーマットをサポートするCAD/CAMソフトウエアが増加し、シェアが広がりつつある。 ODB++: イスラエルの企業Valor Computerized Systems Ltd, Israel が開発。2010年にメンターグラッフィックスが買収し、現在は同社が権利を持つ。 Fujiko: JPCA-EB02: 三次元実装設計データフォーマット。JPCAが提案し、IEC国際標準規格となった。部品内蔵基板なども対応する。 DPFフォーマット: 現在バージョン7。Ucamco がリリース。 IPC-D-350 C: Printed Board Description in Digital Format', 1989. この仕様は1992年に、IEC 61182-1として規格化、2001年に取り下げ。ほとんど使われない。 The Electronic Design Interchange Format, EDIF: ほとんど使われない。 GenCAM: IPC-2511A Generic Requirements for Implementation of Product Manufacturing Description Data and Transfer Methodology, 2000. ほとんど使われない。 GenCAM: IPC-2511B Generic Requirements for Implementation of Product Manufacturing Description Data and Transfer XML Schema Methodology, 2002. ほとんど使われない。 Offspring: IPC-2581 Generic Requirements for Printed Board Assembly Products Manufacturing Description Data and Transfer Methodology, 2004. ほとんど使われない。 STEP AP210: ISO 10303-210, Electronic assembly interconnect and packaging design 初版は2001年、第2版は2008年 (to be published)x
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