ガンカー・プンスムとは? わかりやすく解説

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ガンカー・プンスム

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/02/14 02:39 UTC 版)

ガンカー・プンスム
ガンカー・プンスム(2007年4月30日)
標高 7,570 m
所在地 ブータン 中国チベット自治区山南市
位置 北緯28度06分00秒 東経90度26分00秒 / 北緯28.10000度 東経90.43333度 / 28.10000; 90.43333座標: 北緯28度06分00秒 東経90度26分00秒 / 北緯28.10000度 東経90.43333度 / 28.10000; 90.43333
山系 ヒマラヤ山脈
初登頂 未登頂
ガンカー・プンスム
ガンカー・プンスム
プロジェクト 山
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ガンカー・プンスム(Gangkhar Puensum 簡体字: 冈嘎本孙峰; 繁体字: 岡噶本孫峰チベット語: གངས་དཀར་སྤུན་གསུམ, ワイリー方式:་gangs dkar spun gsum)は中華人民共和国ブータンの境界にあり、人類がまだ登頂していない山の最高峰でもある[1]。標高は海抜7570メートル。1983年にブータンが登山を解禁してから、1985年1986年に4つの遠征隊が登頂に失敗している。だが、1998年に衛星峰への登頂に中華人民共和国側から成功した。

ガンカー・プンスム(Gangkhar Puensum)の音訳には "Gangkar Punsum" や "Gankar Punzum" があり、「崇高な三兄弟の白い峰( White peak of the three spiritual brothers )」という意味がある。 ガンカー・プンスムは1922年に初めて標高が計測されたが、地図は正確ではなく山は別の場所に全く異なる高さで表示されていた。このため最初の登山隊は山を発見することが全く出来なかった。

1986年のイギリスの遠征隊による本は標高を24,770フィート(7549メートル)とし、すぐ近くのクーラ・カンリが完全に中国内にある一方でガンカー・プンスムは完全にブータン内にあるとした。クーラ・カンリは標高7554メートルで、北東へ30km行ったところにある別の山であり、初登頂は1986年である。

1994年から、ブータンでは6000メートル以上の山への登山は地域の宗教信仰に反するとして禁止され、2003年からはあらゆる種類の登山が完全に禁止されている。ガンカー・プンスムより標高が高い未登の頂はどれも衛星峰であるため、主峰としてのこうした特別な状態は今後も続くとみられる。

1998年に、日本の登山隊が中国登山協会から登頂許可を入手したが、ブータンの政治問題により許可は取り消された。その代わり、1999年に、中国側からの登山を行い、標高7535メートルの衛星峰であるリャンカン・カンリ(ガンカー・プンスム北峰としても知られる)への登頂に成功した。多くの地図と異なり、この登山隊の報告では頂上はチベット内にあり、チベットとブータンとの国境は頂上を横切っていると示されている。この標高は日本の情報により支持され、次いで中国の情報に準拠した。これはまだブータンでは調査されていない。

関連項目

脚注

参考記事と外部リンク


ガンカー・プンスム

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/04 04:55 UTC 版)

未踏峰」の記事における「ガンカー・プンスム」の解説

未踏で最も標高が高いと広く主張されている山は、ガンカー・プンスム(標高7,570メートル)である。この山はブータン中国との国境近くにある。ブータンでは、1994年以降、6,000メートル超える山への登山禁止されている。この禁止理由は、高峰を神が住む場所とみなす地元慣習と、インドよりも近い場所からの高高度救助リソースの不足である。2003年には、ブータン国内でのあらゆる種類登山が完全に禁止された。ブータン政府登山禁止している限り、ガンカー・プンスムは未踏峰のままとなる。

※この「ガンカー・プンスム」の解説は、「未踏峰」の解説の一部です。
「ガンカー・プンスム」を含む「未踏峰」の記事については、「未踏峰」の概要を参照ください。

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