ガンカメラ映像の解析と公開
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/30 12:47 UTC 版)
「豊の国宇佐市塾」の記事における「ガンカメラ映像の解析と公開」の解説
豊の国宇佐市塾では、若手メンバー3人が中心となって2012年からNARAに所蔵されているガンカメラ映像を取り寄せ、その解析を行なっている。大半のガンカメラ映像のフィルムには、撮影した場所や日時、部隊等のキャプションが付されておらず、一見しただけではいつ、どこで、誰が、何を撮影したものが分からない場合が殆どである。そのため、空襲について触れたドキュメンタリー番組等でガンカメラ映像が使用される場合、空襲のイメージ映像としてしか用いられてこなかった。 その様な中で同塾の若手メンバーは、私費でNARAからガンカメラ映像を取り寄せ、さらには解析作業に不可欠な航空写真や地図、米軍の戦闘報告書、日本側の様々な史資料等も収集し、それらを駆使して映像が撮影された年月日や場所、撮影した部隊等の特定を行なっている。解析作業が完了した一部の映像については、毎年5月に開催される「宇佐航空隊平和ウォーク」にて公開している。それに伴って、事前にメディア向けの記者会見を行って発表しているが、発表ペースが年1回程度のために未発表の映像がまだ多数残っている。そのため、それらの映像を今後も順次公開していく方針である。また、解析作業を主に担当している織田祐輔氏は、軍事月刊雑誌である『丸』の誌面上でガンカメラ映像に関する連載を行っている。 なお、これまでに豊の国宇佐市塾が撮影日時や場所、部隊等を特定した上でメディアを通じて発表した映像は、下記の通りである(前述の『丸』誌面上に掲載されたものは含まない)。
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