ガス管の埋め戻し
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/31 22:51 UTC 版)
「北見市都市ガス漏れ事故」の記事における「ガス管の埋め戻し」の解説
3地点の破損箇所に共通するのが、一度埋設したガス管、またはその周辺部を一度掘り返し、埋め戻した部分という事である。 北見市では下水道の普及の方が都市ガスの敷設より後だったため、既に都市ガスの通っている道路を再度掘り返し、下水管を埋設して埋め戻した箇所が点在する。春光町の破断箇所の至近には、下水道本管から公園内部に向かって分岐していく支線があり、その支線がガス管の直下を交差していく部分があった。常盤町の破損箇所は、逆にガス管の分岐があったところへ、後からその下に下水管を埋設する工事が行われていた。 幸町の破断箇所は、下水の干渉はないが、ガス管自体が、1956年に埋設された部分と、1988年に延長された部分の接続点になっていた。のみならず、1997年にさらに分岐延長の工事が行われ。ガス管自体が複雑な配置になっていた。また、接続された新旧のガス管は、鋳鉄でも違う材質(成分)になっていた。 これらの埋め戻し工事そのものや、地中に材質の異なる2種類の配管が交錯した事で、路面に荷重がかかった際に、応力のかかる部分が出来ていた。これが長年にわたって金属疲労を起こさせる原因になり、破損の原因になったと言われている。
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