カルボキシラーゼ反応とは? わかりやすく解説

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カルボキシラーゼ反応

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/21 03:05 UTC 版)

リブロース1,5-ビスリン酸カルボキシラーゼ/オキシゲナーゼ」の記事における「カルボキシラーゼ反応」の解説

RubisCO生理学的に以下の反応触媒する。括弧内は炭素数を意味する。 D-リブロース1,5-ビスリン酸 (C:5) + CO2 (C:1) + H2O → 2 × ホスホグリセリン酸 (C:3 × 2) この反応補因子としてマグネシウムイオン (Mg2+) を要求する。この反応平衡著しく右方向寄っており、逆反応はほとんど起きない。この反応カルビン - ベンソン回路におけるカルボキシル化過程であり、本代謝系に唯一固有反応である。カルビン-ベンソン回路における他の反応は、すべて解糖系あるいはペントースリン酸経路見られる。したがってカルビン-ベンソン回路RubisCOのカルボキシラーゼ反応によって調節されるRubisCOによるカルビン-ベンソン回路の調節については後述する。 カルボキシラーゼ反応は詳細に分類すると以下のステップを経る。 D-リブロース1,5-ビスリン酸RubisCO作用によりエンジオール中間体となる。 RubisCOCO2結合する(この二酸化炭素基質ではない)。 RubisCO-CO2複合体にMg2+が結合し活性型となる。 エンジオール中間体リブロース1,5-ビスリン酸CO2付加し(この二酸化炭素基質となる)、3-オキソ中間体となる。 3-オキソ中間体リブロース1,5-ビスリン酸加水分解され2分子のホスホグリセリン酸を生じる。 2分子のホスホグリセリン酸のうち1分子のみがCO2由来炭素原子有するRubisCOきわめて分子活性 (kcat) の低い酵素であり、3 s−1程度である(酵素1分子で1秒当たり3分子CO2固定する)。

※この「カルボキシラーゼ反応」の解説は、「リブロース1,5-ビスリン酸カルボキシラーゼ/オキシゲナーゼ」の解説の一部です。
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