カナダ国定史跡「HMCS ハイダ」
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「ハイダ (駆逐艦)」の記事における「カナダ国定史跡「HMCS ハイダ」」の解説
2002年、オンタリオ州ハミルトンのカナダ議会議員シェイラ・コップス(英語版)の推進によりパークス・カナダが州政府からハイダを購入し、艦体の改修作業のため5,000,000ドルと非常な困難を伴いハイダをオンタリオパレスからポート・ウェラー(英語版)へ曳航した。この改修作業でハイダのペナントナンバーは再びDDE 215に戻された。 ハイダがカナダ海軍に就役して60周年となる2003年8月30日、第31王立カナダ海事訓練生部隊「ライオン」による12ポンド海軍砲の11発の祝砲に迎えられ、ハイダは新天地のハミルトン海岸に到着した。ハイダは現在カナダ国定史跡として、また博物館船としてハミルトン海軍予備部隊HMCS スター(英語版)の正面のハミルトン海岸で展示されている。 2006年6月、ポーランドのグディニアで式典が行われ、ハイダはポーランド海軍の駆逐艦ブリスカヴィカと「双子」の協定を結んだ。両艦は第10駆逐艦戦隊所属として共に第二次世界大戦を戦い、共に博物館船として現存している。2009年にはウェールズ公チャールズと妻のコーンウォール公爵夫人カミラが訪問、2010年6月29日にはノバスコシア州副総督公邸(英語版)においてエディンバラ公フィリップ王配がワールドシップ・トラスト・サーティフィケート(World Ship Trust Certificate)のハイダの代表者に推戴された。2016年9月、ハイダは修理と改装のためヘドル・マリーン社(Heddle Marine)へ曳航され、同年12月まで作業を行った。2018年2月、ハイダはカナダ海軍の儀礼的な旗艦に指定された。 1963年1月9日に創設され、オンタリオ州ミシサガのストリーツビル(英語版)に所在する第186王立カナダ海事訓練生部隊「ハイダ」はハイダにちなんでいる。博物館としてのハイダはカナダ博物館協会(英語版)、カナダ遺産情報ネットワーク(英語版)、カナダ軍事博物館機構(英語版)そしてヴァーチャル・ミュージアム・オブ・カナダ(英語版)と提携している。
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