カナダにおける文化的モザイクの諸相
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/22 06:03 UTC 版)
「文化的モザイク」の記事における「カナダにおける文化的モザイクの諸相」の解説
トロント、バンクーバー、モントリオール、エドモントン及びカルガリー周辺の4大都市圏に人口の集中が進んでいるが、当該都市は好調な経済状況を背景として、カナダにおける文化的多様化を牽引していることでも知られる。 とりわけバンクーバーは太平洋沿岸部という地の利により、アジア系住民の多さが目を引くが、特定の民族が多数派を占める状況ではない。一方カナダ建国(1867年7月1日)以来、トロントはイングランド系カナダ人、モントリオールはフランス系カナダ人住民を優勢としつつも、両者はイタリア系、ギリシア系、ウクライナ系、ユダヤ系の他、アフリカ系住民も少なからず存在する。エドモントンやカルガリーは非ヨーロッパ系人口が全体の2割程度を占め、他の3都市に迫る勢いを示す。 また異なる民族的、宗教的、文化的背景を持つ者同士の異文化間結婚の割合も、全既婚者数の7.2%を占め国内最大の規模を誇るのがバンクーバーで、この傾向は若年層になるに従い強いという(20代のカップルでは12.9%に上る)。配偶者を選ぶ際自分と同じ民族でなければならないか、というアンケートに対しても、「そう思わない」と回答した者の割合がバンクーバーで86%、以下トロントの68%、モントリオールの65%が続く。
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