カテブ・ヤシーンとは? わかりやすく解説

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カテブ・ヤシーン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/08/25 01:46 UTC 版)

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カテブ・ヤシーン
كاتب ياسين
誕生 1929年8月2日
アルジェリア コンスタンティーヌ県
死没 1989年10月28日
職業 小説家詩人劇作家
代表作 『ネジュマ』
デビュー作 『ひとり言』
サイン
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カテブ・ヤシーン(كاتب ياسين ,Kateb Yacine, 1929年8月2日 - 1989年10月28日)は、アルジェリア作家。日本語では、カテブ・ヤシーヌカテブ・ヤシンの表記もある。アルジェリアを代表する作家の1人。

フランス植民地時代のアルジェリアコンスタンティーヌでケブルート族として生まれる。父はムスリムの弁護士であり、アラビア語の教育を受けたのち、父の転勤が原因でフランス語系の学校へ転校する。コレージュ・ド・セティフ入学後の1945年、アルジェリアの民族運動の高まりにより起きたコンスタンティーヌの暴動に参加して逮捕される。この事件でヤシーンの親族に犠牲が出たため母が発狂し、作風に影響を与える。

逮捕後に創作活動をはじめ、処女詩集『ひとり言』を発表。日刊紙の記者や肉体労働者などを転々としつつ、フランス植民地時代を舞台とした小説『ネジュマ』を発表し、高く評価される。ネジュマとは、アラビア語で「星」を意味する。

アルジェリア戦争中はヨーロッパ各地を放浪し、劇作集『報復の環』を発表。アルジェリア独立後は、祖国とフランスを往来する生活を続けながら『星形の多角形』を執筆する。後年は戯曲を中心に活動し、ホー・チ・ミンを題材とした『ゴムサンダルの男』、アラビア語による『ムハンマド、お前のスーツケースをとれ』(Mohammed prends ta valise)、侵略者に対するアルジェリア人を描いた『2千年戦争』(La Guerre de deux mille ans)などを発表した。

息子のアマジーグ・カテブ英語版は、フランスレゲエバンドグナワ・ディフュージョンのボーカルを務めていた。また、俳優のレダ・カテブの大伯父にあたる。

主な著作

  • Soliloques 1946. 『ひとり言』
  • Abdelkader et l'indépendance algérienne, 1948.
  • Nedjma, 1956.
邦訳『ネジュマ』 島田尚一訳、現代企画室1994年
  • Le Cercle des représailles, 1959. 『報復の環』
  • Le Polygone étoilé, 1966. 『星形の多角形』
  • Les Ancêtres redoublent de férocité, 1967.
  • L'Homme aux sandales de caoutchouc, 1970. 『ゴムサンダルの男』
  • L'Œuvre en fragments, 1986.
  • Le Poète comme un boxeur, 1994.
  • Boucherie de l'espérance, 1999. 『ムハンマド、お前のスーツケースをとれ』、『2千年戦争』を収録
  • Minuit passé de douze heures, 1999.
  • Kateb Yacine, un théâtre et trois langues, 2003.
  • Parce que c'est une femme, 2004.

参考文献

  • 島田尚一 『ネジュマ』訳者あとがき
  • 岡真理 『アラブ、祈りとしての文学』 みすず書房、2008年

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