オー=ビュジェ計画
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/17 09:22 UTC 版)
「オー=ビュジェ線」の記事における「オー=ビュジェ計画」の解説
オー=ビュジェ計画は低規格のオー=ビュジェ線を大幅に改良し、TGVと通常の列車の速度向上を可能にする計画で、専用の高速新線を敷設する計画ではなく既存の在来線を改良する計画であるが、ジュネーヴ方面やLGV南東線への接続などTGVの路線網を構成する上で重要な要素となっている。路線再開時には、パリ - ジュネーヴ間の所要時間は20分早まり距離は47km短縮され速達化が図られ、マコン - ジュネーヴ間はブール=カン=ブレス - ベルガルドの経由が加わり改善される。計画完成後はブルー=カン=ブレス - アンベリュー - キュロズ線では特に貨物列車の容量も増加する。 電化方式は他のフランス国内の高速新線区間 (LGV) と同様交流25kv50Hzの採用や、車両限界の拡大、踏み切りの除去、路盤や軌道の抜本的な再構築が行われ、環境保護のため湖の保全や防音壁の設置が行われるなど新線建設並みの路線改良が行われている。工業地でオヨナ盆地に近いヌーリュー=ヴォローニャ (Nurieux-Volognat) に新駅が設置される予定である。ベルガルド=シュル=ヴァルスリーヌ駅 (Bellegarde-sur-Valserine) の改良工事として駅舎とジュネーヴ・パリとを結ぶTGV用の新しいプラットホーム、バスステーション、駐車場の建設が含まれる。 もっとも変わった工事現場はシーズ=ボロゾン橋梁で高い場所は鉄道、低い場所は道路と2層式の橋梁になっている。
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