オールクリア作戦
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1990年代初期にブータンからの分離独立を主張する団体(アソムの統一解放戦線 (ULFA)、 ボドランドの国民民主戦線 (NDFB)、カムタプール解放機構(KLO))がブータン南部の密林ジャングルに秘密裏に拠点を置き始めた。拠点は、団体幹部の訓練や装備の保管など多種多様な用途で使用されていた。ブータン政府は1996年に分離主義団体を危険視し始め、翌1997年からは国政における最重要問題へと浮上した。インド政府はブータン政府に対し、反政府武装勢力の掃討を開始するよう外交的圧力をかけ始め、インド側がブータンと共同で反国家団体の掃討を行うことを申し出た。ブータン政府は当初、あくまでも平和的解決にこだわり、要請を固辞し、1998年に過激派との対話を開始した。しかし、2003年12月までの合意には達せず、ブータン政府は過激派をこれ以上座視できないことから、12月13日には48時間以内の最終通告を発した。12月15日には軍は過激派に対する軍事掃討作戦を開始した。
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