オープンプラン保育
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/03/13 05:09 UTC 版)
「加藤学園幼稚園」の記事における「オープンプラン保育」の解説
「創造性豊かな人間への基礎づくり」を保育目標として掲げ、草創期からオープンプラン保育を国内の幼稚園では初めて取り入れ実践している。具体的にはノングレード・ノンフォーマル保育であり、従来からの「幼稚園とはこういうもの」的な形式や区分などは排し、自主性・創造性・個性とともに互いを認め合う心を育てていくことを重視している。一応20〜25名程度(年度による)のクラス編成はされているが、保育時間中は基本的にクラスの区別をせず活動している。年少児は初めての集団生活なので年少児専用の保育室が用意され、各クラスに割り当てられている保育室間の仕切りはアコーディオンカーテンである。普段はこのアコーディオンカーテンが開放されて、クラス間の物理的・人的仕切りを排しているのである。また年中・年長児はそうした物理的な壁が一切ないオープンルームに同居しての保育が行われている。このためオープンルームは、一般的な幼稚園における保育室の4倍ほどの面積である。斯様にノングレード教育は、年少側の園児は年長園児の姿を普段から見ているために向上心が湧き、一方年長側園児は普段から年少園児の面倒を見るなどするため思いやりやリーダーシップが育てられる効果がある。一方ノンフォーマル教育は、結局のところ「園児間のカベ」「園児〜教師間のカベ」「年齢のカベ」等を物理的にも心的にも排し、また園運営上の都合でしかない形式や区分も排しているため、園児は自由な発想をし大きなポテンシャルを発揮することができる。さらに互いを認め合う=個性を尊重し合う心が醸成されるのである。なおかつて年長児は、系列の加藤学園暁秀初等学校内に保育室が割り当てられ、初等学校1年生とともに「幼年部」を形成して保育をしていた時期がある。
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