オデュッセウスの部下
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「ポリーテース」の記事における「オデュッセウスの部下」の解説
このポリーテースは、イタケーの王オデュッセウスの部下である。ホメーロスの叙事詩『オデュッセイアー』はポリーテースをオデュッセウスのお気に入りの部下であると述べている。オデュッセウスが帰国する際にキルケーの住むアイアイエー島にたどり着いたとき、ポリーテースはエウリュロコスらとともに島を探索したが、キルケーの魔法で豚に変えられた。 パウサニアースによると、ポリーテースはオデュッセウスがイタリアのテメサー(現在のノチェーラ・テリネーゼ)に上陸した際に、泥酔して女性を暴行したために、地元民によって石打ちの刑で殺された。ポリーテースは死後に邪悪なダイモーンと化し、テメサーの人々を殺して回った。人々は土地を捨てて逃げようと考えたが、デルポイの神託は逃亡を禁じ、ダイモーンの神殿を造営して、毎年最も美しい処女を妻として差し出すよう命じた。そこで人々が神託を忠実に守るとダイモーンの被害はぱたりと止んだ。パウサニアースは怨霊となったオデュッセウスの部下が誰であるか述べていないが、ストラボーンによるとその正体はポリーテースで、テメサーの人々の裏切りによって殺されたのを恨んでダイモーンとなったと述べている。 パウサニアースとストラボーンはともにオリュムピア競技祭で勝利したボクシング選手エウテューモスが、このダイモーンを退治したと伝えている。伝説によるとエウテューモスがテメサーを訪れたとき、ちょうどダイモーンに処女を捧げる祭りが行われていた。エウテューモスは神殿の中にいる彼女を見ると恋をし、ダイモーンと戦ってこれを撃退した。ダイモーンは海に消えて見えなくなったという。
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オデュッセウスの部下
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「アルキモス (ギリシア神話)」の記事における「オデュッセウスの部下」の解説
このアルキモスは、オデュッセウスの部下の1人である。オデュッセウスや他の同僚とともに凶暴なキュクロープスのポリュペーモスの洞窟に囚われたが、無事に脱出することができた。
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