オイルブーム
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/30 15:50 UTC 版)
1902年に石油が発見されたものの、これは短期的なブームで終わり、州の重要な産業とはならなかった。1947年に巨大な油田が発見されると、カルガリーはこの後すぐにオイルブームの中心となり、1973年の第1次石油危機で原油価格が上昇したことで、街の経済は大きく発展した。1971年から1988年の17年間で25万4000人増え、さらに次の18年間で33万5000人も増えた。このブームの期間、都市の急速な開発と建物の高層化が進み、今もこの流れが続いている。 カルガリーの経済は石油産業の影響が大きく、1981年に年平均の原油価格がピークとなった際、都市のブームもピークを迎えた。その後、原油価格の低下と連邦政府の資源政策(NEP)によって石油産業は低迷し、カルガリー経済の足かせとなった。1980年代中頃、ブライアン・マルルーニー政権下のもとNEPの政策が取り消されたことで原油価格は低迷していたにもかかわらず、1990年代までには経済は完全に回復した。
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