エンザン ビンヤード シャンディー【エンザン ビンヤード シャンディー】(草花類)
登録番号 | 第6489号 | |
登録年月日 | 1998年 6月 8日 | |
農林水産植物の種類 | シンビジウム | |
登録品種の名称及びその読み | エンザン ビンヤード シャンディー よみ:エンザン ビンヤード シャンディー | |
品種登録の有効期限 | 15 年 | |
育成者権の消滅日 | 2001年 6月 11日 | |
品種登録者の名称 | 有限会社向山蘭園 | |
品種登録者の住所 | 山梨県塩山市熊野274番地 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 向山武彦 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,「イナサ」に「シルバニア ソネット」を交配して育成されたものであり,花はセパル及びペタルが淡紫ピンクの地色に紫ピンクのぼかしが入り,リップが扁円形で淡紫ピンクの地色に濃紫赤の斑点が入るやや小型種である。 草型の大きさはやや小,草姿は中間型である。ぎ球茎の正面の形は広線形,横断面の形は扁円形,高さは61~100㎜,長径は31~50㎜である。葉の全体の形は広線形,先端の形は不等鋭先形,頂点の角度は45~60度,先端の角度は60~90度,葉の長さは45~75㎝,幅は21~30㎜,葉色は緑,葉数は7~9枚である。1花茎の花数は11~20,花茎の太さは6.1~9.0㎜,長さは30~50㎝,上部,中部及び下部の色は淡緑である。咲き型は抱え咲き,花の横径及び縦径は41~60㎜,ドーサル・セパルの正面の形は広線形,先端の形は微突形,ラテラル・セパルの正面の形は倒広卵形,先端の形は不等微突形,ペタル正面の形は広線形,先端の形は不等微突形である。リップの正面の形は扁円形,先端の形は切形,周縁の反転及び波打ちは小である。全体的な花色は桃系,花色はセパル及びペタルは淡紫ピンク(JHS カラーチャート9202)の地色に紫ピンク(同9203)のぼかしが入る,リップは淡紫ピンク(同9702)の地色に濃紫赤(同9709)の斑点が入る。花の香りは弱,開花期は冬咲きである。 「リサローズ 貴婦人」と比較して,花の横径及び縦径が小さいこと,リップ正面の形が扁円形であること等で,「シルバンスター トキメキ」と比較して,花の横径が小さいこと,リップ正面の形が扁円形であること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,平成元年に出願者の温室(山梨県塩山市)において,「イナサ」に「シルバニア ソネット」を交配して得られた実生の開花株の中から選抜,以後,増殖を行いながら特性の調査を継続し,6年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 なお,出願時の名称は「ENZAN VINEYARD ’RP294’」であった。 |
- エンザンビンヤードシャンディーのページへのリンク