エレズム
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/15 10:11 UTC 版)
宇宙世紀0040年台半ばに、地球を聖地として保護し、全人類は宇宙へ住むべきだという思想がスペースノイドの間に生まれた。それがエレズムである。エレズムは以後の宇宙世紀を貫く、思想的潮流へと育っていった。 ジオン・ダイクンは演説で、地球に居残る人々が天を見上げて、天にある人の支配を成さんとするのは笑止であると語っている。そして宇宙移民者たちは余剰人口者として宇宙へと追いやられたことが真実であり、星々を身の周囲に置き、寝食を共にした自分達スペースノイドは人として新しく生まれ変わりつつあることを自覚していた。宇宙の民としてこの厳しい環境の中で闘い抜き世代を重ねてきて、かつて人の歴史を築き上げてきた地球を見上げ見下ろして思うことは、あの緑なす青く輝く地球こそは人類の発祥の星として永遠に守り続けなければならない聖地であるということだった。宇宙の民として拡大した認識の力が判断する所には、地球は一部のエリート意識に固まった人々の生活の場として残されたものでもなく、特権階級の象徴の場として汚させてはならないのだと主張している。
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