エレクトロクロミズム【electrochromism】
エレクトロクロミズム
エレクトロクロミズム
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/12 07:27 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動エレクトロクロミズム (electrochromism) とは、化学物質に電圧を印加することにより、その光物性に可逆的変化が見られる現象のことである。エレクトロクロミズムを示す物質はエレクトロクロミック物質と呼ばれる。
エレクトロクロミック物質の代表例として、アニリンの電気化学的または化学的酸化によって合成することができるポリアニリンがある。電極を低濃度のアニリンを含む塩酸中に浸すことにより、電極上にポリアニリンのフィルムが成長する。ポリアニリンは酸化還元状態によって薄黄色または暗緑色/黒色に変化する。
エレクトロクロミック物質には、他にビオロゲンやポリオキソタングステートなどがある。ビオロゲンは自動車の防眩ミラーや航空機の電子カーテンとして実用化されている。酸化タングステン(VI) はエレクトロクロミックウインドウやスマートウインドウの製造に使われている。
関連項目
エレクトロクロミズム
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/01/21 13:57 UTC 版)
エレクトロクロミズム (electrochromism) は電気的に引き起こされる酸化還元反応によって生じるクロミズムである。金属イオンなどのレドックス活性部位をもつ物質で見られる。 エレクトロクロミック物質は、電気的に色を変えられるので、記憶材料やディスプレイ材料などのへの応用研究が行われている。実用例は少なかったが、ボーイング787の窓で、従来のシェード(日除け)に代わって採用されたことで広く知られるようになった。
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