エピトラペジオス・イノス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/08/08 06:29 UTC 版)
「ギリシャワイン」の記事における「エピトラペジオス・イノス」の解説
エピトラペジオス・イノス(Επιτραπέζιος οίνος / Epitrapezios Oinos)は、テーブルワインに相当する。エピトラペジオス・イノスはさらに、一般テーブルワイン、カヴァ、伝統的アペラシオンに分類される。 一般テーブルワイン 一般テーブルワイン(狭義のエピトラペジオス・イノス)は、一般的な日常消費用のテーブルワインである。 カヴァ カヴァ(Κάβα / Cava)は、 熟成させたテーブルワイン。白は2年以上セラーもしくは樽で熟成。赤は3年以上セラーで熟成。異なる品種によるワインをブレンドして熟成。スペインのCavaとは別のワインである。 伝統的アペラシオン 伝統的アペラシオンには、ギリシャ特有の白ワイン(一部はロゼワイン)が含まれる。レツィーナ(英語版)(Ρετσίνα / Retsina、レッチーナとも)は、 ギリシャ特有の白ワイン。サバティアノ種(英語版)の白ブドウを主に使用しており、醸造工程中のブドウジュース(ムスト)に松脂を入れることで、独特の香りと味わいを生み出している。松脂の量は、1ℓ中、1gから5g。松脂は、アンフォラにワインを貯蔵していた時代に、壺口の接着剤として使われていた。レツィーナは大量生産のワインであり、2002年はギリシャのワイン生産量の35%を占めた。アッティカが主要生産地。 レツィーナ同様に松脂を用いたワインにはロゼもあり、「ロゼのレツィーナ」はコッキネリ(Κοκκινέλι / Kokkineli)という。コザニでは謝肉祭でコッキネリが供される。
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