エピソード改変例
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/17 09:49 UTC 版)
「ヘンゼルとグレーテル」の記事における「エピソード改変例」の解説
ドイツ語から他の言語に翻訳する場合や、主に子供向けの本では、一部のエピソードが残酷性などを理由に変更されている場合がある。以下ではその例を述べる。 ヘンゼルが小石を集めるシーンを省略する。 魔女がかまどに押し込まれない。 グレーテルが、魔女の家で魔法を身につける。 父親が不在。もしくは、物語の最初で死別する。 物語の最後で母親が雷に打たれて死ぬ。 改心した両親が帰ってきた2人を見て喜び助け合って暮らす。 二人を捨ててくるとき、食べた直後に血まみれになり死んでしまう毒のパンを渡され、魔女の家にたどり着く。魔女の家にたくさんの財宝、食料をヘンゼルが見つけ、翌日、魔女をわざと釜に入れて、火を付け焼き殺し、魔女の家に住んでいた子供に毒のパンを食べさせ殺し、全部の財宝、食料を持ち、家を後にする。家族の元に帰ってきた二人は、事情を話し、父親と和解する。そしてちっとも愛してくれなかった母親を井戸に落とさせ殺した。(世にも恐ろしいグリム童話より) また 最後にかまどの中で魔女が死ぬシーンで、継母(実母)も一緒に死ぬ。もしくは、魔女と継母(実母)が同一人物。 などの話もあるが、これは、「一部のエピソードが残酷性などを理由に変更されている」という理由からは外れるだろう(詳しくは魔女の項を参照)。甘口が徹底しているのは後述のオペラ版で、母親は単に2人に苺摘みに森へ行くよう命じただけで、後から夫に魔女の話を聞き、慌てて2人で行方を捜すという改変になっている。
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