エアロバティックス種目
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/14 10:17 UTC 版)
「ラジコン模型航空機」の記事における「エアロバティックス種目」の解説
エアロバティックスとは、普通には行われないような異常な飛行姿勢を含んだ飛行運動を、行ってみせることである。エアロバティックス飛行は、訓練、レクレーション、娯楽として行われる。 エアロバティックス飛行の多くは、機体の3軸周りの回転運動になる。つまり、前後軸を中心としたロール、ピッチ軸を中心としたループ(宙返り)、更にスピン(きりもみ)のような複雑な運動ではヨーイング軸中心の回転も絡む。競技や、見物人を楽しませる目的で行われるエアロバティックス飛行は、一定の演技が一定の順番で実施される。 エアロバティックス飛行は、普通の飛行にくらべて高度な操縦技術が必要で、機体にも高い荷重がかかる。実機の場合は、軽量な機体に高出力のエンジンを搭載した曲技機が使用され、パイロットは方向感覚を失うおそれがあるため、国によってはパラシュートの着用が義務付けられている。 RC摸型機のエアロバティックス飛行は、基本的には実機と同様な飛行運動を、RCによって遠隔操作でやって見せることである。楽しみや競技のために、旋回・ロール・スピン・ストール(失速)などが組み合わされた飛行運動が規定された順序または自由な形で行われている。それぞれの飛行運動のやり方は、アレスチ (Aresti) 記号で空中の経路に従って示され、それに従って操縦桿を操作する。動きはフライトシミュレータ画面でも視覚化されている。
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