ウール製のシャツとズボン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/27 05:58 UTC 版)
「軍服 (第二次世界大戦の米陸軍)」の記事における「ウール製のシャツとズボン」の解説
茶色がかったOD色のウール・フランネル製のシャツとズボンである。これは後述する通常制服の上衣の下に通常勤務服として着用されたほか、単体で野戦服としても使用されることが多く、またこの上にF1941フィールドジャケットを着用することもあった。 シャツには四角い貼り付けポケットが両胸に貼り付けられ、四角い蓋をプラスチックのボタンで留める。ポケットと蓋の左右下端は斜めにカットされたデザインをしている。前合わせは7個のプラスチック製4つ穴ボタンで留めた。両袖のカフはそれぞれに2個のボタンで調整が可能である。 このシャツと合わせるネクタイはモヘア、あるいはモヘア混のネクタイで、1942年2月までは黒い物を着用することになっていたが、それ以降はカーキ色の薄いOD色に変更されている。ネクタイ着用時は第2ボタンと第3ボタンの間に挟み込む。 ズボンはストレートズボンで左右の腰と尻に切り込みポケットがあり、右前部には切り込み式の時計隠しがあり、ズボン上部にはベルト通しが付いている。尻ポケットには蓋がなかったが、落ちるのを防止するため自ら蓋を付ける兵も多かった。 ウール製のシャツとズボン(フォート・デバンズ基地博物館の展示物) ネクタイを着用し第2・第3ボタンの間に挟み込んでいる(2019年フランス・ベルフォールでの歴史再現イベント) ウール製のシャツとズボンで上陸する米兵(1943年9月イタリア・サレルノ上陸)
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