ウエストンビットエンタテインメントとは? わかりやすく解説

ウエストン ビット エンタテインメント

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/07/18 08:59 UTC 版)

株式会社ウエストン ビット エンタテインメント
種類 株式会社
略称 ウエストン
本社所在地 131-0033
東京都墨田区向島3-3-1
設立 1986年5月
業種 情報・通信業
事業内容 コンピュータゲームソフトウェアの企画・開発
代表者 破産管財人 中村直裕
資本金 2,200万円
従業員数 6人
関係する人物 西澤龍一(前代表取締役)
外部リンク http://www.westone.co.jp/
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株式会社ウエストン ビット エンタテインメントwestone bit entertainment)はかつて東京都墨田区向島に所在したソフトハウス(コンピューターゲームソフト開発会社)である。

概要

テーカン(後のコーエーテクモゲームス)の西澤龍一と石塚路志人[1]が1985年に設立。 初期の作品であるワンダーボーイモンスターワールドシリーズが代表作。

設立当初の社名は、コンピューターのキーボードにあるESCキーから「エスケイプ」と名付けていた。しかし、知人から「会社は信用第一だから、この社名は逃げ出すみたいでよくない」と指摘され、1987年、創業者である西澤と石塚の姓を一文字ずつ組み合わせた[2]「ウエストン(西=ウエスト+石=ストーン)」へ社名変更[3]。さらに、2000年4月に「ウエストンビットエンタテインメント」へ社名変更を行った。その後は「エヴァンゲリオン」のゲームを手がけるもヒット作に恵まれず、かつ売り上げがピーク時より減少していたことから、事業を休止していた。

2014年9月24日に(株)ウエストンビットエンタテインメントと、関連の(株)ビットエンジェルが、東京地裁より破産開始決定を受けた[4]

後にウエストンビットが所有する権利は西澤龍一[5]やLAT代表取締役の藤原三二[6]に引き継がれ、ワンダーボーイシリーズの新作等が開発し続けられている。

主な開発タイトル

制作年度は日本国内版のクレジット表記に準拠。

脚注

  1. ^ 2007年12月現在、マトリックスコンシューマ事業部技術開発課技術主任
  2. ^ GAME SIDE』Vol.09(2007年12月)p.94
  3. ^ 20歳の若さでヒットを飛ばし独立するも、社長業に追われゲーム作りから離れてしまい、「一緒にゲームを作ろう」と志を共にした親友とも決別。ゲーム会社の社長なのに10年近くゲーム制作から逃げていたが、海外ファンからの熱いラブコールに押され、齢57にしてUnityもバリバリ使いこなし現場の第一線に復帰した開発者の話”. 電ファミニコゲーマー (2021年7月5日). 2021年7月5日閲覧。
  4. ^ [東京] ゲームソフト開発 (株)ウエストンビットエンタテインメントほか1社”. 東京商工リサーチ (2014年10月1日). 2014年10月2日閲覧。
  5. ^ 往年の名作を蘇らせたのは筋金入りの“セガ・ボーイ”! 『Wonder Boy: The Dragon's Trap』開発者インタビュー【BitSummit 4th】”. ファミ通.com (2016年7月20日). 2021年1月6日閲覧。
  6. ^ 『時計じかけのアクワリオ』幻のアーケードゲームは、27年の時を経てなぜ蘇ることができたのか? 西澤龍一氏らキーパーソンたちの証言からその真実に迫る”. ファミ通.com (2020年10月23日). 2021年1月6日閲覧。
  7. ^ タイトル画面のクレジットは「HUDSON/AZUMA」となっているが、公式サイトの制作タイトル一覧に記載されている。

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