ウエストチェスター車両基地
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/10 04:04 UTC 版)
「ニューヨーク市地下鉄の車両基地一覧」の記事における「ウエストチェスター車両基地」の解説
ウエストチェスター車両基地 (ウエストチェスターしゃりょうきち、英語: Westchester Yard) あるいはペラム車両基地 (Pelham Yard) はブロンクス区に位置し、留置線45線を持っている基地である。基地は6系統に充当されているR62A電車とR142A電車、AディビジョンとBディビジョンの保守用ディーゼル機関車の整備・留置を行っている。基地はIRTペラム線ミドルタウン・ロード駅とウェストチェスター・スクエア-イースト・トレモント・アベニュー駅の間にあり、南北両方向に出庫することが可能である。 旅客列車・ディーゼル機関車の検車庫は4線からなっており、洗車設備も設置されている。 当基地は1946年から1949年にかけて拡張され、新しい信号設備の建設や本線から入出庫線の分岐地点の平面交差の解消などが行われた。平面交差の解消前は北行緩行線から入庫する列車は急行線と南行緩行線を横断する必要があり、ダイヤ作成上のネックとなっており列車の高速化に限界が来ていた。平面交差解消後には4分の所要時間短縮ができる急行列車の運転区間がペラム・ベイ・パーク駅まで延長されている。また、拡張により車両収容可能数が増えており、358両の車両を留置することが可能である。この拡張により、以前はパークチェスター駅とペラム・ベイ・パーク駅間の急行線に留置されていた車両を基地で留置することが可能になり先述の急行列車のペラム・ベイ・パーク駅までの延長が可能となった。この基地には1949年に変電所を建設することが計画され、6,387,000ドルの費用をかけて1950年に完成する予定とされた。 北緯40度50分38秒 西経73度50分31秒 / 北緯40.84389度 西経73.84194度 / 40.84389; -73.84194 (Westchester Yard)
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