ウイルス感染細胞の合胞体とは? わかりやすく解説

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ウイルス感染細胞の合胞体

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/07 06:00 UTC 版)

合胞体」の記事における「ウイルス感染細胞の合胞体」の解説

合胞体は、様々なウイルス細胞感染した時に細胞同士融合することで形成される場合がある。特にヒトヘルペスウイルスや、ヒト免疫不全ウイルス(HIV)、パラミクソウイルス(例 RSウイルス(RSV))が知られている。この細胞融合は、ウイルス侵入した後、感染細胞細胞膜表面発現しウイルスの膜タンパク質働きによって、隣接した感染細胞との融合起こすもの(fusion from within:感染必須細胞融合)と、ウイルス粒子宿主細胞細胞膜結合して侵入しようとするとき、隣接する細胞同士融合させるもの(fusion from without:ウイルス増殖を必要としない細胞融合)に大別される合胞体形成するかどうかは、そのウイルス感染する細胞の種類によって決まりヒト免疫不全ウイルスなどのレトロウイルスや、ヘルペスウイルスでは前者のみ、センダイウイルス代表されるパラミクソウイルスでは前者後者両方現象見られる合胞体形成は、これらのウイルス細胞感染したことを示す細胞の形態変化を示す特徴細胞変性効果)の一つとしてウイルス学分野利用されている。またセンダイウイルスの持つfusion from withoutは、さまざまな種類動物細胞同士融合させる手段として、バイオテクノロジー分野応用されている。 典拠管理 TH: H1.00.01.0.00020

※この「ウイルス感染細胞の合胞体」の解説は、「合胞体」の解説の一部です。
「ウイルス感染細胞の合胞体」を含む「合胞体」の記事については、「合胞体」の概要を参照ください。

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