イーストのリーグ戦の展開
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「高円宮杯U-18サッカーリーグ2016 プレミアリーグ」の記事における「イーストのリーグ戦の展開」の解説
最終第18節のFC東京U-18対青森山田高校戦が優勝をかけた試合となり、この試合に1-0で勝った青森山田高校が優勝した。 青森山田高校は、開幕からの2戦を連勝すると、そのあとは首位を陥落することはあっても常にしぶとく巻き返し、最終第18節を迎えた。最終戦で勝って優勝した青森山田高校はそのままチャンピオンシップを獲得すると、さらにこの年の高校選手権でも優勝し、「全国2冠」を達成した。青森山田高校からは、廣末陸がFC東京に、高橋壱晟がジェフユナイテッド市原・千葉に、それぞれ入団した。 FC東京U-18はこの年のJユースカップとクラブユース選手権で優勝しており、3冠を目指して戦ったものの、青森山田高校に阻まれる形になった。FC東京U-18に所属する選手の一部は、この年からはじまったFC東京 U-23チームのJ3リーグ参加により、J3リーグと本リーグを掛け持ちするようになった。当初は現場に戸惑いもあったが、やがてJ3との掛け持ちも前向きに作用して選手たちのパフォーマンスも向上し、最後まで優勝争いをする要因となった。FC東京U-18からは、4選手がトップチームに昇格した。 市立船橋高校は、失点数と負数では青森山田高校やFC東京U-18を下回ったものの引き分け7と勝ちきれない試合が多く、3位となった。市立船橋高校からは、杉岡大暉、原輝綺、高宇洋がそれぞれ、湘南ベルマーレ、アルビレックス新潟、ガンバ大阪に入団した。夏の高校総体は、決勝で流通経済大学附属高校を破って全国優勝した。冬の高校選手権は千葉県予選を勝ち上がって出場し、2回戦で前橋育英高校にPK戦で敗れた。 大宮アルディージャユースは、開幕3連敗から巻き返し、特に第10節から第17節にかけては5勝3分とリーグを盛り上げて4位となった。大宮アルディージャユースからは、山田陸がトップチームに昇格した。 本年度昇格して初のプレミアリーグに挑む横浜F・マリノスユースはJクラブ関係者から軒並み優勝候補に推されていた ものの、第4節まで2分2敗と苦戦した。第5節の流通経済大学付属柏高校戦でプレミアリーグ初勝利をあげてからは立て直して徐々に順位を上げ、5位でシーズンを終えた。トップチームには、2選手が昇格した。 清水エスパルスユースは最後まで優勝を争ったものの、上位チームに接戦で競り負ける試合が多く、第17節と第18節で青森山田高校と市立船橋高校に連敗したことで6位に終わった。トップチームには、立田悠悟が昇格した。 柏レイソルU-18は新たに就任した永井俊太監督のもとでボールとスペースを重視する伝統のスタイルを継承したものの、第4節以降に調子を落として負け越して7位で終わり、不本意なシーズンとなった。トップチームには、古賀太陽が昇格した。 昨年のチャンピオンである鹿島アントラーズユースは、試合経験のある3年生が少ない状態でリーグ開幕を迎え、開幕戦で勝利したあとは苦戦が続いた。それでもリーグ終盤には、優勝した青森山田高校に勝って2位のFC東京U-18には引き分けるなど持ち味の粘り強さを発揮し、リーグ残留を勝ち取った。 流通経済大学付属柏高校は開幕から6連敗を喫した。その後の高校総体では準優勝したものの、リーグ戦では第8節の柏レイソルU-18戦以外は勝つことができず、第16節にアルビレックス新潟ユースに敗れて降格が決まった。その後2連勝し、9位でリーグ戦を終えた。高校選手権は千葉県予選で市立船橋高校に敗れ、出場できなかった。 アルビレックス新潟ユースは、開幕からの5戦は1勝3分1敗で乗り切ったものの、その後は第15節まで、2分8敗と1勝もできなかった。第16節では降格を争う流通経済大学付属柏高校に勝って降格決定を逃れたが、第17節で大宮アルディージャU-18に大敗して降格が決まり、最下位でリーグ戦を終えた。トップチームには、長谷川巧が昇格した。
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