インスリン相対的適応(必須ではないがインスリンが必要)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/09 21:08 UTC 版)
「インスリン製剤」の記事における「インスリン相対的適応(必須ではないがインスリンが必要)」の解説
顕著な高血糖(例:空腹時血糖値250mg/dL以上、随時血糖値350mg/dL以上)やケトーシス傾向を認める場合 食事療法、運動療法、および経口薬療法で良好な血糖コントロールが得られない場合(SU剤の一次無効、二次無効) 重症の肝障害、腎障害を合併し、食事療法でのコントロールが不十分な場合 初期投与量としては0.2単位/kg/dayにて開始し、数日の効果判定後0.3〜0.5単位/kg/dayで維持する場合が多い。 体重単位の計算値処方例朝食前R昼食前R夕食前R就寝前N50 kg 10単位 11単位 3 3 3 2 60 kg 12単位 12単位 3 3 3 3 70 kg 14単位 16単位 4 4 4 4 食前血糖値、空腹時血糖値が140mg/dL以上や食後2時間血糖値が200mg/dL以上の場合は責任インスリンの増量を検討する。食前血糖値が70mg/dL以下であれば責任インスリンの減量を検討する。ただし、調節するインスリンの総量は4単位を超えない範囲で行うのが安全である。
※この「インスリン相対的適応(必須ではないがインスリンが必要)」の解説は、「インスリン製剤」の解説の一部です。
「インスリン相対的適応(必須ではないがインスリンが必要)」を含む「インスリン製剤」の記事については、「インスリン製剤」の概要を参照ください。
- インスリン相対的適応のページへのリンク