イングランド侵略
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/20 23:22 UTC 版)
vikingr という語は海賊を意味し、ヴァイキングのheresという語はスカンディナヴィア人以外の戦士たちも含む言葉だったと考えられる。ヴァイキングの指導者たちは、時には互いの利益のために連合して行動し、それぞれの目的が果たされたのちには提携を解消するということをした。大異教軍は、アングロサクソン人の四つの王国を征服するために、フランスやフリースラントで活動していたヴァイキングたちが集結した大連合軍だった。戦士の出身国としては、デンマーク、ノルウェー、スウェーデン、アイルランドなどが挙げられ、さらには大陸で活動していたヴァイキングも加わっていた。これについてアングロサクソン人の歴史家エゼルウェルドは非常に具体的に記録しており、彼は「ヴァイキングの暴君ヒングウァール(骨無しイーヴァル)が北方からイングランドに上陸した」と述べている。伝説によれば、この軍団はラグナル・ロズブロークの3人の息子たち、すなわちハールヴダン・ラグナルスソン、骨なしイーヴァル(英語版)、ウッバ(英語版)によって率いられていた。サガでは、三兄弟によるこの遠征は865年に父ラグナルがノーサンブリア王エッラ(英語版)に殺害されたことに対する復讐が目的だったと歌われているが、これが史実かどうかは不明である。
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