イベント用車両への改造
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/06 22:09 UTC 版)
「鹿児島市交通局600形電車」の記事における「イベント用車両への改造」の解説
1991年(平成3年)に余剰となった605がビール電車に改造された。車内の座席を撤去し、代わりにバー風のカウンターと椅子を設置した。床は木目調のものに張り替えられ、ビールサーバー用の電源なども新設された。また、車体前面の中心にあったブレーキ灯が右脇に移設された。その他にも、ライトアップ用の照明なども取り付けられている。当初のスポンサーはサッポロビールで、「薩幌館」という愛称が付けられていたが、2000年(平成12年)からは霧島高原ビールがスポンサーになった。なおビール電車は2017年(平成29年)3月にカフェテリア風の内装とした「カフェトラムC6」に再改造された。 翌1992年(平成4年)には610がカラオケ電車に改造された。「かごしま号」という愛称が付けられ、前面窓下には愛称を表示していた。塗装は当初は帯塗装であったが、末期はイラスト塗装になっていた。なお、610号がカラオケ電車に改造される以前に607にカラオケ設備を搭載、運行していた。1999年に休車になり、2000年に廃車、解体されている。また、観光レトロ電車「かごでん」に改造された616は、「かごでん」の車体は新造されたため、616の車体はしばらく車庫の隅に置かれていたが、2013年6月に解体されている。
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