イタリア:ミラノ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/07 11:01 UTC 版)
「ピーター・ウィット・カー」の記事における「イタリア:ミラノ」の解説
「ミラノ市電1500形電車(イタリア語版)」を参照 1920年代、イタリアの大都市・ミラノ市内を走るミラノ市電(イタリア語版)では輸送力の増加に対し従来の2軸車を主体とした運用では対応が難しい状況に陥っていた。そこで、老朽化が進んでいたこれらの車両の置き換えも兼ねて1927年にピーター・ウィット・カーを基にした大型ボギー車である1500形の試作車が製造され、その成果を受けて1928年から1930年にかけて500両もの大量生産が実施された。製造当初はアメリカのピーター・ウィット・カーと同様に乗降扉は前方・中央の2箇所のみに存在したが、1931年以降後方にも扉が追加された。2015年時点でも160両近くの車両がミラノ市電に在籍している他、サンフランシスコのFライン(英語版)(サンフランシスコ市営鉄道)を始めアメリカ合衆国各地の路面電車で動態保存が行われている車両も多数存在する。 サンフランシスコ市営鉄道で使用される1500形(2011年撮影) 運転台(2008年撮影) 車内(2008年撮影)
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