イエシロアリ
和名:イエシロアリ |
学名:Coptotermes formosanus Shiraki |
シロアリ目,ミゾガシラシロアリ科 |
分布:中国,台湾,琉球列島に広く分布し,九州と四国では低地に,本州では富士川以西の海岸に分布。 |
写真(上):イエシロアリ兵蟻(左)と職蟻(右) |
写真(下):イエシロアリ被害木材 |
説明 住居環境が好適化するに従って,神奈川や千葉県下でも定着している。有翅虫の体長は6.5〜8.5mmで体は黄褐色,頭部は濃褐色,翅は淡褐色で,6〜7月の夕方から夜間に群飛し,電燈に集る。兵蟻は体長4.5〜6.5mm。頭部は卵形で極めて攻撃的である。職蟻は体長3.0〜5.5mm。建築物,樹幹,切株等の内部や地下に巣を作る。この本巣から蟻道をつくり周辺を加害する。水を運び湿しながら加害するので,水のない部分に及び,範囲は100mにもなることがある。コンクリ−ト,プラスチック,ゴム,鉛管などにも穿孔する。防除は巣の除去か処理が必要である。シロアリの防除は社団法人日本しろあり対策協会の仕様書に従い処理を行うのが,現在最も信頼のある方法である。 |
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