アーケードコントローラー(アケコン)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/20 04:20 UTC 版)
「ジョイスティック」の記事における「アーケードコントローラー(アケコン)」の解説
アーケードゲームなどで、特にシューティングゲーム、アクションゲーム(格闘ゲーム)、パズルゲームなどで使用されている形式。アーケードスティック、レバー・ボタン分離型とも呼ばれる。レバーにはボタンが付かないため、細長い金属のレバー軸のてっぺんに持ち手(日本では球型が多い)が付いただけのシンプルな構造である。通常は左手でレバーを持ち、右手でボタンを操作する。 日本で球型の形状が多いのは、テンキーの方向入力をレバー操作に簡略化するための「自作コントローラー」の設計図を記載した雑誌があり、それがゲーム会社に採用されその形のまま普及したためである。 ゲームパッドの方向キーをレバーに置き換えた構造といえ、レバーとボタンは分離され横長の平面上に置かれる。レバーは基本的に8方向(上下左右およびその中間)の方角が入力可能で、レバーの傾きの変位は入力できない。素早い操作に向いている。各方向へ確実に入力するためレバーガイドを備えたものが多い。ゲームパッドと区別するため「レバーコントローラ」と呼称されることもある。 「フライトスティック」と比べて小型のレバーであるため、指先で包むように持つ形になる。持ち方には大きく分けて以下の5種類があるとされる。 ワイン持ち 軸を人差し指と中指の間に挟み、持ち手を下から包み込むように持つ。ワイングラスを持った手(正確にはこれはブランデーグラスの持ち方である)を連想させるためこう呼ばれる。 ぶっさし ワイン持ちとほぼ同義だが、軸を中指と薬指の間に挟む。 かぶせ持ち ワイン持ちとは逆に、持ち手を上からすっぽりと握りこむ形。 つまみ持ち 持ち手を握らずに指先だけで持つ。操作方向が固定されているゲームには向いている。 ウメハラ持ち ゲームスティックのレバーを薬指と小指で軸を挟みこんで、レバーの玉を左から包み込む様に持つ。有名ゲーマー梅原大吾の持ち方。
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