アンペロメトリックバイオセンサー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/13 07:24 UTC 版)
「バイオセンサー」の記事における「アンペロメトリックバイオセンサー」の解説
アンペロメトリックセンサーでは、酸素電極や過酸化水素電極を基礎としたグルコースセンサーなどが既に実用化されてはいるものの、安定性などにも依然として課題が残されており、その解決のために酵素の固定化法でスペーサー分子を導入したり、ポリマー分子を同時固定などの報告がみられる。原理的な面でも,酵素の反応による酸素や過酸化水素などの電極活物質の濃度変化を電解電流として検出する従来の方式ではなく、酵素分子と電極との直接的な電子授受を行い、酵素反応における電子の流れを電気信号に変換する試みが数多く行われてきている。この原理のセンサーは測定対象物中の溶存酸素の影響を受けず、オキシダーゼ反応以外の酸化還元酵素にも適用できる利点を有しており、酵素反応を電気化学的に制御するという意味でも注目を集めている。
※この「アンペロメトリックバイオセンサー」の解説は、「バイオセンサー」の解説の一部です。
「アンペロメトリックバイオセンサー」を含む「バイオセンサー」の記事については、「バイオセンサー」の概要を参照ください。
Weblioに収録されているすべての辞書からアンペロメトリックバイオセンサーを検索する場合は、下記のリンクをクリックしてください。
全ての辞書からアンペロメトリックバイオセンサーを検索
- アンペロメトリックバイオセンサーのページへのリンク